【神在月限定】御朱印帳について

2019年10月1日

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旧暦10月10日(今年は11月6日)に、全国の八百万の神様が出雲へと集まります。

出雲以外の地では神様が不在になることから、旧暦10月は一般的に「神無月」と呼ばれますが、出雲では「神在月」とされています。

この神在月には出雲大社において「神迎神事・神迎祭」「神在祭」「縁結大祭」「神等去出祭」の神事・祭りが行われます。

 

【神迎神事・神迎祭】旧暦10月10日(2019年11月6日(水))19時~

 

出雲大社西にある稲佐の浜において、神々をお迎えする神迎神事が行われます。

神事が終わると、神々を稲佐の浜から出雲大社へとお連れし、神楽殿において「神迎祭」が行われ、神々は東西にある十九社にてお休みになられます。

 

【神在祭】旧暦10月11・15・17日(2019年11月7(木)11(月)13(水))

 

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神々は旧暦10月11日~17日において神議り(かむはかり)を行い、人々の人生諸般のことをお決めになられます。「誰と誰を結婚させるか」といったこともこの神議りによって決められます。

神在祭の間、周辺の土地の人々は神様に粗相がないように、ひたすら静粛に過ごします。一般的なお祭りでは器楽や踊りなどがありますが、神在祭の間はありません。

また一般の方はこのお祭りには参加できません。

 

【縁結大祭】旧暦10月15・17日(2019年11月11日(月)13日(水))

 

神在祭に合わせて行われる縁結大祭では、縁結びの神様であり出雲大社のご祭神である大国主大神を始め八百万の神々に、人々の更なる「幸せの縁」が結べるよう祈りをささげます。

こちらは事前に申し込むことにより参列が可能です。

 

【神等去出祭】旧暦10月17・26日(2019年11月13日(水)22日(金))

 

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 旧暦の10月17日の夕刻に神様は出雲大社をお立ちになります。その後松江の佐太神社にて神在祭を行い、その後は斐川にある万九千神社で直会を行い、全国へとお戻りになります。

旧暦26日には全国の神様が帰られたことを大国主大神へご報告する小祭が執り行われます。

 

この神在月に併せて、しるべでは神在月限定の御朱印帳をつくりました。

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金地に大きく幣串をあしらったデザインとなっております。

この幣串は、稲佐の浜での神迎神事後、出雲大社への御神幸にお供される方に配られる「神迎御幣」がモチーフとなっています。

神が宿るものは一般的に「依代(よりしろ)」と呼ばれ、神社では「御幣」と「鏡」という形で祭られることが多くあります。

「御幣」は、神霊が地上に降りてくる形である雷光(稲光)をかたどっているとされ、神出現の一つの表現と考えられています。

御幣をモチーフをすることで、御朱印帳が依代となるよう、また不浄を払うものとなるようになるのではないかと考えます。

 

また、出雲大社御本殿東側にございます、北島国造館でも神在月限定の御朱印帳を頒布しております。

 

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神在月期間限定デザインのモチーフには、旧暦の十月だけに出雲にやってくる龍蛇神の模様を描いています。
その模様は、出雲国造家の御家紋であり、出雲国造家の御神紋である「二重亀甲剣花菱」に似ているという説があり、とても神秘的であり、ありがたいデザインとなっています。

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龍蛇神は、綿津見神(わたつみのかみ)からの神使であり、大國主大神への捧物でもあります。旧暦の十月に、出雲の稲佐の浜に寄りついた海蛇は、綿津見神のご命令により、八百万神々の神霊を宿して大國主大神のもとに参上するという言い伝えがあります。
この言い伝えからその海蛇を神の依代(よりしろ)として八百万神々の神霊をお遷しするお祭をし、農業・漁業・酒業など水や火に関わる仕事の多い出雲は、水難・火難の守護神として信仰されてきたと伝わっています。

ぜひ、こちらの御朱印帳とともに、神在月の出雲大社へとお参りしませんか。

神代からのこの特別な時間に訪れた方はきっと他で味わえない神秘的な滞在となるでしょう。

みなさまに特別なご縁が結ばれるよう、私たちもお祈りいたします。

 

みなさま良いお参りを。

 

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