秋もだいぶ深まり、紅葉が美しい季節になって参りました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
朝晩は寒く体調を崩しやすい時期ですのでどうぞご自愛くださいませ。
さて、今回は出雲市斐川町直江にございます「御井神社」(みいじんじゃ)をご紹介したいと思います。
御井神社のご祭神は木俣神(このまたのかみ)。安産と水の守護神として信仰されています。
のどかな田園風景の中に小高くなった鳥居が見えてきます。
時折、田園風景の中に一畑電車が走る姿が見られ、美しく穏やかな時間を味わう事が出来ます。
御子を抱いた像です。
ご祭神である木俣神は、大国主神と八神姫命の間に生まれた御子です。
大神主神の寵愛を受け御子を身籠った八神姫命は大国主神に会うため、出雲の地を訪れましたが
途中で産気づき、こちら直江の地で出産します。
しかし、大国主神には正妻の須世理姫がおり、その立場を尊重して御子を木の俣にあずけ因幡へ
引き返しました。
そのことから、木俣神と申し上げるようになったそうです。
御井神社御本殿。歴史を感じますね。
大きな注連縄も印象的でした。
頂いた御朱印です。
今回写真でのご紹介は出来ませんでしたが、日本最古の井戸と言われる、「生井(いくい)」
「福井(さくい)」「綱長井(つながい)」の三つの井戸があり、これらの井戸は木俣神が産湯と
して使った井戸として知られています。
是非こちらもご覧になられて下さい。
出雲にお立ち寄りの際は御井神社を訪れ、八神姫命や木俣神へ思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。
皆さま良いお参りを。