出雲國神仏霊場シリーズ、第七番の華蔵寺を御紹介いたします。
華蔵寺は松江市にある「枕木山」という山の中にあります。
標高456mに位置している禅宗の古刹です。
今から1200年前、天台宗の僧である智元上人が開基となります。
戦国時代に一度焼け落ちましたが、江戸時代に入り松江城の鬼門として再興しました。
歴代藩主の帰依もあつく、手厚い保護を受けていたようです。
今の華蔵寺は江戸時代に復興した当時のものです。
華蔵寺の御利益は、子宝・安産、諸毒消滅。
五月には二歳児の成長を祈願する「仁王像またくぐり」と言う行事が行われます。
華蔵寺の参道は長く、また階段や悪路も多いので、スニーカーが必須です。
山の中なので、虫除けスプレーもあるといいですね。
仁王門をくぐり…
参道の途中には大きな不動明王が鎮座しています。
華蔵寺は松江城の鬼門に位置するため、その安泰を祈願するために慶応年間に建てられました。
近くでその姿を見ると、その迫力に圧倒されます。
華蔵寺には松平治郷(不昧公)が愛用したといわれる茶室があります。
華蔵寺の住職は茶の湯を嗜んでおり、今でもその茶室を使って季節の茶会が催されます。
一般の方も抹茶をいただくことができます。
境内の中には薬師堂もあります。
また、展望台もあります。
海抜456mからの眺望は圧巻です。
手前に大根島、そして弓ヶ浜、日本海というすばらしいロケーション。
天気が良いと大山も綺麗に見えます。
この日はあいにくの曇り空。ぜひ皆さま、ご自身の目ですばらしい景色を御堪能ください。
華蔵寺でいただける出雲國神仏霊場ご朱印はこちらです。
薬師堂から「薬」の文字がいただけます。
次回は「第八番 美保神社」を御紹介いたします。
本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆さま良いお参りを。