春の訪れと梅の花

2017年2月6日

 

暖かい日差しに包まれたお正月から一変、日本中を寒気が覆い、身を切るような冷たい日々が襲ってきました。

出雲や松江でも多くの雪が積もりました。 皆様の所はいかがでしょうか。

立春の日はよく晴れて暖かい一日となり、春の訪れを感じました。しかしまだまだ寒い日が続きます。

どうぞお風邪など召されませんよう、暖かくしてお過ごしくださいね。

 

今回ご紹介するのは、枝梅の御朱印帳です。

大輪の梅の花が咲き誇る、この季節にピッタリの御朱印帳です。

 

edaume

辛子色に朱、生成に青と印象が対象的な2色でございます。

辛子色は梅の持つ力強さと美しさ、生成は梅の持つ優しさと儚さが感じられます。

 

観梅シーズンも近づいてきましたね。梅は春の始まりを告げる花木として、多くの人に愛されています。

そんな梅について、すこしこぼれ話をしたいと思います。


梅の花が大好きだったと言われる菅原道真公は、人間から神様として崇められるようになった、数少ない人物です。

代々学者の家柄に生まれた道真公は、神童として知られ、わずか5歳で和歌を詠むなど、若くから学問の才能を発揮していました。

 

学者としての最高位までなり、民からも慕われていましたが、地位の低い貴族だったことから、その出世を疎まれ、あらぬ罪を着せられて、九州の太宰府まで流されました。

 

酷い扱いのまま道真公は亡くなりますが、その死後に都では疫病の蔓延や道真公の左遷に関係した藤原氏の急死など不幸なことが相次いだため、道真公の崇りとして畏れられるようになりました。

 

その崇りを抑えるために大宰府天満宮が作られ、神として祀られるようになったと言われています。

 

しかし菅原家は、天照大御神より生まれた「農業・産業の神」天穂日命(あめのほひのみこと)を起源に持つとされています。

 

 

道真公は島根県の宍道町菅原で誕生したと言われ、出雲国造家の家祖も天穂日命とされていますので、元々神様や出雲ともご縁がある人物です。 受験のシーズンにはちょうど梅も見頃です。

 

天神様の隠れた魅力を探しに天満宮をお参りしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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